会話の重要スキルをミルクボーイから学ぶ

 
飛び込み営業をする上でのヒントは日常生活の中に多々溢れています。今回は2019年のM1の優勝者、ミルクボーイの漫才から見つけることができました。

 
『コーンフレーク』ネタはすごく面白かったですよね!わかりやすい笑いとでもいうのでしょうか。ミルクボーイのキャラとも相まってすごく雰囲気の良い漫才だと思いました。

 
奇をてらったところもなく、王道の漫才という感じもしましたね。なんと言っても二人の掛け合いが自然なところが多くの人にウケた要因ではないかなと思いました。

 
やりとりを自然に感じさせるスキルの中に、営業でお客様との会話でも使えるところを多く見いだせたのも非常に興味深かったです。

M1決勝ネタ「コーンフレーク」から会話のスキル”同調”を学ぶ

 
会話においてもっとも重要なスキルは”同調”です。その””同調”のうち、もっともシンプルな”同調”の仕方は「そうなんですね」です。

もう少し落ち着いてから考えようと思っていて〜

そうなんですね!

この”同調”がない営業マンはお客様にメチャクチャ嫌われます。

 
なぜか。それは人の話を聞いている感を演出できないからです。

 
人の話を聞かない人は普通に嫌ですよね!?それが見ず知らずの営業マンにそんな態度を取られたらそれ以上仲良くなることは不可能になってしまいます。

 
お客様に好印象を残すために、営業マンには必須のリアクションです。

 
以下に「コーンフレーク」を部分的に文字起こししています。一緒に見てください。

ボケ「いきなりですけどね」

 
ツッコミ「はいはいはい

 
ボケ「うちのオカンがね」

 
ツッコミ「ほー」

 
ボケ「好きな朝ごはんがあるらしいんやけど」

 
ツッコミ「あっ そーなんや」

 
ボケ「その名前をちょっと忘れたらしくてね」

 
ツッコミ「ほー 朝ごはんの名前忘れてもうて どうなってんねそれ」

 
ボケ「で、まあ色々聞くんやけどな」

 
ツッコミ「おー」

 
ネタの冒頭部分だけですけど、マーカーを弾いたところはすべて”同調”しているところです。

 
このネタの冒頭部分では、主にツッコミ役が”同調”をしていますね。この”同調”があることで、ボケ役はめっちゃ話しやすくなります。当然漫才に限った話ではなく、普段の知人との世間話でもそうですし、お客様との雑談においても”同調”があると気持ちよくお客様は話すことができます。

誰でも使える会話スキル”オウム返し”

”同調”と並んで誰でも使えてすぐに実践できるのが”オウム返し”と呼ばれる会話スキルです。

 
ついついサービス精神から、お客様からの言葉を面白く返してあげようと思ったり、盛り上げようと思い、気の利いた返しをしたくなることがあります。しかし、会話に慣れてうちはもちろん、会ってそれほど時間の経っていないお客様に対しては、より無難な返しをしたほうが良いことが多々あります。

 
なるべく失敗しない選択の方が大事だと思います。

 
そして、会話を繋げるうえで失敗の確率が非常に少ないのが”オウム返し”です。

 
では、またしてもミルクボーイの『コーンフレーク』ネタからみていきましょう。

ボケ「でまあ色々聞くんやけどな」

 
ツッコミ「おー」

 
ボケ「全然分からへんねんな」

 
ツッコミ「分からへんの?」

 
ボケ「おー」

 
ツッコミ「いや ほな俺がね おかんの好きな朝ごはん、ちょっと一緒に考えてあげるから」

 
ボケ「おー」

 
ツッコミ「どんな特徴ゆうてたかってのを教えてみてよ」

 
ボケ「あのー甘くてカリカリしてて」

 
ツッコミ「ほーほーほーほー」

 
ボケ「で 牛乳とかかけて食べるやつやって言うねんな」

 
ツッコミ「おー コーンフレークやないかい その特徴はもう全にコーンフレークやがな」

 
ボケ「コーンフレークなぁ」

 
ツッコミ「すぐ分かったやん こんなんもー」

 
ボケ「でもこれちょっと分からへんのやな」

 
ツッコミ「何が分からへんのよー」

 
こんな具合にマーカーを引いているところが、余計な言葉を足さずに返してあげるオウム返しです。難しくはなさそうですよね。

「分からへんねん」が絶妙な受け方

ミルクボーイのネタを松本人志は「行ったり来たり」漫才と評していました。
行ったり来たりするところの、

 
「コーンフレークや」→「分からへんねん」

 
の「分からへんねん」が絶妙な受け方だと思っています。どういうことかと言うと、

 
「コーンフレークや」→「ちゃうねん」

 
だと思い切り否定していることになってしまいます。

 
漫才上で「ちゃうねん」だったらまったく気になりませんが、お客様との会話で「いや」とか「でも」といった、否定を喚起させる言葉は禁句といって差し障りありません。

 
漫才に関しては素人意見ですが、正解ではない答えに対して、「ちゃうねん」ではなく「分からへんねん」で返すのは、絶妙だなと感心してしまいました。否定もしていないし、正解だとも言わない、優しい返し方だなと。

 
こんな具合に、今回はミルクボーイのネタ『コーンフレーク』を元に営業的な会話の観点からみてみました。

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