梅原大吾 「勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」」は名著

17才で格闘ゲームの世界一になった
梅原大吾先生の著書
勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」
からメンタル管理の真髄を学べる。

全般的に面白いが、
個人的には特に、

第4章「目的と目標は違う」

の項が、当時の苦労がよく伝わり
大変興味深かったし、
多くの人に読んでもらいたい章であった。

継続のためのサイクルを作る

”継続のためのサイクルを作る”

これは著者がゲームの大会において
4連覇を逃した後の気付きだ。

4連覇目にして
大きな重圧を感じることになった。

これまでにないほど自分を追い込んだ、と。

文中によく「15時間」と出てくるので、
ひょっとしたら1日に15時間も
大会に向けての準備していたのかもしれない。
準備にどれくらいの期間をかけていたのかは
文中からは明らかではないが。

食事が喉を通らなくなり、
うどんしか食べられない状態になり、
体重も10kg以上も痩せるほど
自分を追い込んだと。

しかし結果は4連覇を逃すことになった。

後に著者はこう振り返る

あの時勝てなくて本当によかったと思う。
あんな頑張り方をして結果を残していたら、
いまも間違った努力を続けていたような気がする。

と。

訪問件数は大事だが、、、

瞬間的に数字に圧がかかって、
いつもより多い訪問件数になったり、
いつもより遅い時間まで回ってしまったり、
こういうことは月に数日はあると思う。

でも、こういう仕事の仕方は
やはり継続性がない。

決められた時間の中で
集中して仕事をするのがベストだ。

もちろん飛び込み営業は、
時間内、回るのが仕事なのではなく
結果を出すのが仕事なので、
綺麗ごとですまないケースも多い。

とはいえ、仮に結果が出なかったとしても
命を取れるようなことはないし
若干パワハラめいた言動を喰らうことはあっても
死ぬこと以外はカスリ傷だ。

”継続して結果を出し続けるため”
と割り切って、
前向きな撤退は全然アリだ。

間違った努力に陥りやすい思考

「俺の努力が足りないからだ。もっと自分を追い込まなきゃ」

思うように結果が出せない時期にこそ、
努力の仕方を間違う危険性がある。

それが著者の場合は
4連覇のプレッシャーが懸かった局面だった。

実際に多くの人の場合は
追い込みが足りていないだけが
ほとんどだろう。

現実的には追い込みが足りていないことになるが、
当の本人からすると

(こんなに頑張っているのに、、、)

という思考に陥りやすい。

安易にヒロイックな気分に浸り
段々と悲劇のヒーロー気取りになってしまう。

単に回るのだけが仕事になっている事に
自分で気が付けていない状態だ。

自分しか見えずにお客様が見えなくなっている。

なので、
もし心のどこかで

(こんなに頑張っているのに、、、)

という気持ちが芽生えてしまったら
気持ちを切り替える手段が必要になる。

こういう状態で無駄に件数をこなすのが
間違った努力、間違った仕事、
だと本書を読んで再確認した気がする。

辞める前兆!多すぎる訪問件数と見合わない結果

10年近く飛び込み営業の会社に勤めていると、
辞めてしまいそうな社員の前兆がわかるようになる。

それはやはり訪問件数過多。

集中力を欠いた状態で、
ピンポンを押すのが
仕事になってしまっているのか。

あるいは取らなきゃという気が強すぎて
いくらでも回れてしまうのか。

もしくは虚偽の報告。

虚偽の報告は置いておいたとして
本書の中で著者は

格闘ゲームは心理戦でもあるので、心から勝ちたいと願っているプレイヤーの行動は読まれやすい。

とも述べている。

営業にも通ずるところが多いと思った。

取りたい気持ちが強すぎると
お客様に”売り気”だけが伝わって
返って結果に結びつかない。

世界一にまでなったほどの人でも
間違った努力に気が付くのに
そこそこ時間がかかっている。

この事実を知るだけでも、
救いになる人は少なくないと思った。

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