僕の所属している支社にダントツの赤字社員がいる。今年入社したばかりの新入社員だからクビになっていないようなものだ。今日は彼の何が悪いのかを書きたいわけではない。どちらかというと経営って大変だなという思いの方が強い。

彼は他の新卒社員とは少し違った経緯で入社をしていて、ほとんどの新入社員は大卒なのだけど、彼は通信制高校を卒業してすぐに社会人になっている。だから年齢的にはギリギリ未成年だ。未成年だからなのか、それとも元々の人間性なのかはわからないけど、仕事上のケアレスミスがすごく多い。直接的に自分の部下になったことはないから、割と生温かく見ていられるけど、彼の上司になった人たちは例外なくすごいストレスを抱えることになっている。

営業部は売り上げが全てだ。売り上げがないことにはなんの仕事をしたことにもならない。厳密には僕たち飛び込み部隊は売り上げではなく、提供した商談の数と、その中からどれだけの成約が上がったかが評価の対象になるのだけど。

その彼の仕事の成果をいうと、4月に入社してからとったアポイントは現在までで1件のみ。その1件は成約になったのでそれはよかった。ちなみにその商材を売って得られる粗利はだいたい70万くらいになる。

詳しくは知らないけど知らないけど、会社が負担する社員の厚生年金なんかを入れると、会社が一社員に払っているお金はなんだかんだで給料の倍くらいになるとのこと。だから、もし月給20万の社員がいたら会社が実際にその社員にかけているお金は40万くらいになるとのこと。(このあたりは詳しく調べたわけではなく、聞いただけの話なので参考程度にしていただけらと思います)

基本給は大体20万くらいなので、4月に入社した彼には、会社は11月までで320万近く使っていることになる。それで彼が作った粗利は70万くらいなので、250万近くの赤字になっていることになる。こう考えると会社って凄いな、と。もちろん新入社員なので先行投資の意味合いが大きいのはわかるけど、人を雇うっていうのはかくも大変なことなのだと数字にするとよくわかる。

僕も売れていない期間がすごく長く、上司が厳しい人の時には「あんたみたいなのがいると貰えるボーナスの額も減ってしまうんだよ!」みたいな詰められ方をしたこともある。「そんなん言われましても〜」というところだけど。今その彼は間違いなく赤字社員だけど、まだ未成年ということを考えれば(本人はどういう考えかわからないけど)、伸びしろは凄いものがある。大して役に立たない勉強のために大学に行くくらいならさっさと社会人になってしまった方が良いと僕は考えているので、彼には是非頑張って欲しいと思う。全然ダメダメだった自分が少しは稼げるようになったのは単純に継続することができたから以外の理由はない。

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