僕の中で今一番ホットな話題はコレ→「 順天堂大学の医学部、コミュ力の高さ理由に減点 「意味不明」と批判

当該の受験生たちにおいては理不尽極まりない判断基準で、到底納得のいく試験ではなかっただろう。一生懸命にその試験のために準備をした受験生がいたことを思うとちょっとネタにし辛いところがある、と前置きをしておきたい。

僕がこの話題で面白いと感じているのは、公の会見で

「女子のほうが精神的な成熟が男子より早く、コミュニケーション能力が高い。ある意味で、男子を救うためだった」

と、あまり理屈になっていないようなことを身も蓋もなく言ってのけたところが素直に面白い!ぶっちゃけ過ぎではなかろうかと。確かに現行の民法では女性は16歳から男性は18歳から結婚ができる決まりになっている(2022年4月1日からは男女ともに18歳から結婚できる)。そう言った背景があるので「精神的な成熟男子より早く」と言う点については納得されやすいかも知れない。あと、深く考えずに「男子と女子とではどちらの方がコミュ力が高い?」と問われれば「女子」と答える人の方が多いだろう。コミュ力=話す力とか語彙量とかの印象があってもおかしくないし。

この順天堂大の主張が世間に受け入れられない一番の理由は唐突感だと僕は考えている。これまで生まれた年をベースに、ほぼ平等と言えるような教育時間を受けて来たのに、今回の入試に限っていきなり”精神面”だの”コミュ力”だの新たなステータスを合否の判断基準に、しかも減点の材料として盛り込んで来たのは、女性からしたらたまったものではないだろう。「先に言ってよ!」と。

この判断基準がまかり通ってしまう順天堂大の価値観にも興味がある。価値観と言うか、どういう過程でそうなっていったのかと。

教授A「学長、このままでは男子学生が女子学生に駆逐されてしまいます!」
学長「むむぅ、何か手はないのか」
教授B「わたしに一つ妙案が」
学長「聞かせてみたまえ」

なんてやりとりがあったのだろうか。

それはさておき、この話題を自分の勤めている会社に照らして考えて見たときに、
「ん〜、そうだな、女子はコミュ力高いからノルマは倍で!」
と上司が指示を出しているようなものだなと。どんな職業でもコミュ力が大事であることは言えるのだけど、こと営業職においてはそれはさらに顕著である。でも飛び込みの営業力はコミュ力よりもむしろ鈍感力の方が結果に繋がりやすい。コミュ力高いに越した事はないけど。とはいえ、このような指示が仮にも出されようものなら、非難の嵐になるのは目に見えている。おそらくそれは差別に近い感覚を受けるからかなとも思う。

色んな点で興味深い話題なのだけど、サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福を読んでいても思ったように、あれほど女性に権利や自由などが無かった期間が長かったのに、ある点においては「女子の方が上!」と明言をしたような画期的な話題だなぁと思って楽しんでいる。

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