僕のいる支社ではほぼ毎日朝礼が行われ、その後に各シマごとに分かれてミーティングが行われる。実は僕はこの朝礼とかミーティングを仕切るのが苦手だ。今でこそ責任者の立場にいるけど、長らくは中堅社員というポジションで過ごしており、朝礼とかミーティングはただ聞いているだけの参加であった。聞いているだけではありながらも、朝礼者の話とかを聞いて「ほえ〜、よくこんなに喋れるな」と感心していたものだった。

それが今や、自分が朝礼やミーティングをしないといけない立場になってしまい、やはり今までお世話になった上司達のように上手くは喋れていないのをすごく感じる。以前に、飛び込み部隊の部隊長に登用してもらった時に、その時の所長様に言われたアドバイスが、
「よし!今日はやるぞ!」
という気にさせられるような内容の話をするのだ、と。ちなみにその所長様は自称”日本一朝礼をこなしてきた男”で笑える朝礼から泣ける朝礼までなんでもできると豪語している。

日本一かどうかはさておき、実際に所長様が朝礼をすると、ちゃんとみんなメモを取るんだよな。確かに話がわかりやすくメモも取りやすい。何を伝えようとしているのかが明確だ。反対に僕が朝礼やらミーティングをしていると、みんなこっちの方を見てはくれるのだけど、あまりメモを取っている様子は伺えない。僻みの気持ちが全くないわけではないけど、人の時間を取っておきながら、ためになる話をできていない申し訳なさもある。

「よし!今日はやるぞ!」と思わせるには、やはり「今日はコレをするんだ!」という具体的な行動なり指針を示して、且つシンプルであり簡単な事で「コレならできるぞ!」と思わせることが大事だ。”お客様と面談したらいつもより深くお辞儀をするぞ!”とか”とにかく今日は面談したら最初にお庭を褒めるぞ”とか”単純に100件訪問するぞ”とかで、そんな単純なことではないけど、「それさえできたらちゃんと結果は後から付いてくるから!」とその気にさせてあげられるのが良いだろう。部下たちに前向きな気持ちになってもらうには、ポジティブな言葉をかけるのが一番だ。

逆によくない朝礼とは「なんのためにやっているんだろう」と部下や社員に思わせてしまうことだろう。朝礼やミーティングを聞いている立場でいることの方が長かった僕の経験から言えば、喋っている本人だけが気持ちよくなっている朝礼は、あれはその人の評価を下げてしまう。あと、わかりきった事を言われるだけの朝礼とかも。例えば、数字を見ればわかるだけのことを、勿体つけることもないだろうに、みたいな。やや抽象化してしまうけど、朝礼やミーティングでの話が上手い人というのは確固たる自分を持っている人だ。話すたびに言う事が変わる人もいるくらいだけど、確固たる自分を持っていれば急に話を振られても、それなりに話が出来るんだなと言うのもたくさん見てきた。

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