インターネットと訪問販売は、飛び込みの営業側からすると非常に相性が悪い。ちょっと会社を調べられると「む、資本金が少ない」とか「ホームページがしっかりしていない」とか思われたりする。商材自体には興味を持って貰えたけど、ちょっと引っかかるところがあったりで、粗を探すために調べられるとそれ以上話が進まなくなる。さらに困るのは相見積もりをインターネットで取ることだ。大体、訪問販売よりも安い業者が見つかる。

それでも、まだこの訪問販売のビジネスが生き残っているのは、まだまだ大らかなお客様が多いからに他ならない。いきなり飛び込みで来た人の話を聞いてくれる大らかなお客様というのは確実に存在している。大らかな分、情報強者ではない人の方が多いかもしれないが、それはそれで余計なことを気にしなくてもいいので、一概にどちらが幸せかというのは難しい。そもそも営業をかけられて買うという人というのは、元から関心があれば自ら動いて買っているので、「関心がないわけじゃないんだけど〜」という人で、そういう人の背中を押してあげるのが営業だ。

営業とは別に、会社自体もインターネットによって比較しやすくなっている。自分が勤めている会社、これから入社しようとしている会社が、他と比べてどうなっているのだろう、と。僕が勤めている会社もここ数年でだいぶ大人しくなった。以前は荒ぶっていましたね。労働環境的にも労働時間的にも。でもこれだけ情報が公開されている時代だと、どローカルな会社ルールが蔓延っていると若い社員が続かないし、そもそも集まらない。

一方でインフルエンサーと呼ばれる人たちが良質な情報を多く発信してくれているお陰で、自分の会社以外のデキる人の考えや話を聞ける機会が増えたのは大変喜ばしい。特にボイシーはお手軽にかつ、多くの優秀な人の話や考えに肉声で触れられるのがすごく良い。声の持つ力を実感できる。自己啓発書も読むには読むけど、僕が人に何かを伝える時には、言葉で話して伝えることが多いので、話し方という点でも大変勉強になる。

少しずつ後輩や部下が増えてくると、僕個人としてもなるべく良質な情報を提供したいと思う。もちろん友達ではないし、会社だけの付き合いの人がほとんどだけど、せっかく時間を共有するのであれば、少しでもその人たちのためなればと思うくらいには情はある。実際に上司からの目よりも、部下や後輩からどう思われているのだろうかの方が気になるのは、相見積もりじゃないけど、部下後輩が他の会社のそれなりの立場の人と僕とを比べていてもなんの不思議はないからだ。下手すりゃ、「あぁ、この人レベル低いな」なんてロクに仕事のデキない部下後輩に思われてもおかしくない。そうやって自分の襟を正すためにもインターネットは有効だ。

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